アクアコミュニケーターの知恵

 

 

水と地球環境のはなし  |  Story of the global environment and water


 

地球の水の特徴や性質を知ろう

 

地球の水は、3つのかたちにすがたをかえる。

1つめは、水道の蛇口から出るような「液体の水」。

2つめは、冷凍庫の氷のような「固体の水」。

3つめは、空気中にただよう水蒸気のような「気体の水」。

 

地球の特徴は、液体の水、固体の水、気体の水が3つともそろっていること。

 

 

宇宙には、水分子を構成する酸素元素と水素元素がたくさんあるので、太陽系のほかの惑星に水が存在していても不思議ではない。

 

だが、地球のように大量の水があり、しかも気体、液体、固体の3つのかたちで存在している惑星は、いまのところ見つかっていない。

 

地球に水がある理由は、2つあげられる。

1つは、地球と太陽との距離。

地球より太陽に近い金星では、太陽から受ける熱が大きく、水は蒸発してしまう。

地球より太陽から遠い火星では、太陽から受ける熱が小さく、水はこおって固体になる。

 

もう1つは、大気を宇宙空間に逃さないだけの十分な質量と重力をもっていること。

火星の場合、質量は地球の9分の1、重力は2.26分の1とずっと小さいため、大気を惑星の表面にとどめておくことができない。

 

水にはいろいろな物質を溶かす性質がある。

たとえば、ミネラルウォーターには、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどの無機物(ミネラル分)が豊富にとけこんでいる。

さらに酸素や二酸化炭素が適量とけこむとおいしい水になると言われる。

反対に、窒素やリンなどの物質が溶け込むと、水は人体に有害なものとなる。

地球に生命が誕生できたのも、水が物質をとかす性質をもっていて、いろいろな無機物や有機物が豊富にとけこんでいたからだといえる。

 

 

出典『水と人びとのくらし』(橋本淳司著・文研出版)より

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