週刊「水」ニュース・レポート    2013年2月13日号

 

 

 

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遷都の大きな原因は水不足でしょう。

河南省信陽市の農村総合改革研究センターが、

「政府は3年後に信陽市へ遷都すると決定した」

と公式ホームページで発表、中国国内は騒然としています。

遷都論は数年前からありました。

理由は、北京がかかえる5つの問題。

環境汚染、交通渋滞、人口増加、砂嵐、水不足です。

大気汚染については、日本のメディアでも報道されていますが、水不足も深刻です。

北京は水の7割を地下水に依存しています。

もともと中国北部は雨の量が少ないのですが、1999年以来、降雨量の少ない年が続いています。

一方で、北京の人口膨張を続け、2011年には2019万人になりました。

2000年に比べ、約643万人増加したことになります。

北京市民一人当たりの水使用量は1日250リットルとされますから、北京全体で1日500万トンの水を使用することになります。

雨は降らない、地下水をつかう量は増えている、川の水は汚れている、海水淡水化には金がかかる。

というわけで、水を求めて首都移転を考えざるをえない状況になっています。

河南省信陽市は中国南東部に位置します。

比較的雨量が多いことから、遷都候補地になったのでしょう。

 


 

 

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