週刊「水」ニュース・レポート    2013年2月20日号

 

 

 

【今回厳選したニュース】

 

  • 『マット・デイモンさんトイレ不使用宣言  下水道普及訴え』
  • (朝日新聞  2013年2月16日)

 


 

 

【ニュースを見る目】

 

水洗トイレを使うには下水道や浄化槽が必要です。

水洗トイレから流される汚水や台所、洗面所、風呂などから出る生活雑排水は、下水道などが完備している場合には、下水処理場(浄化センター)に送られ、さまざまな工程をへて浄化され、川や海に放流されます。

ですが下水道を使っている人は世界人口の5%程度しかいません。

ほとんどの場合、汚水は処理されず、直接、川や海へ流れています。

それでマット・デイモンさんのキャンペーンにつながっていきます。

ですが、下水道につながっていなくても機能するトイレを使うというもう1つの解決方法があると思います。

ベトナムでは古くから2槽式トイレが使われてきました。

このトイレは高床式で大便はトイレの穴から落ち、小便は傾斜に導かれて壷に入るという大小便分離型です。

便槽は2つあり、1つがいっぱいになると蓋をして半年ほどねかせ肥料にします。

小便はそのまま薄めて肥料として利用します。

 

インドではトイレのある家は24%に過ぎませんが、その多くが汲み取り式で、汲み取り人は早朝から糞尿を入れた樽を頭にのせて運んでいました。

汲み取り人の生活を改善するためインドのNGOは独自にコンポストトイレを開発し普及させています。

コンポストトイレはし尿や生ゴミなどを有機物や微生物によって分解、発酵処理し、堆肥などをつくります。

 

また、し尿を回収して肥料や燃料として利用するトイレも開発されました。

し尿を発酵させてメタンガスを発生させ、燃料やランプとして利用するバイオガストイレも普及しつつあります。

ネパールの農村部では、近年バイオガストイレの普及により、貴重な森林資源の保護や良質な肥料の確保に役立っています。

女性が重労働の薪拾いから開放されたことが、このシステムが普及した最大の理由と言えます。

世界的にコンポストトイレの導入は進んでいます。

このトイレを導入することにより水の使用量がかなり減り、汚水も流れず生活環境は改善されます。

 


 

 

【その他の「水」ニュース】

 

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  • (大阪維新  2013年2月19日)
  • http://oneosaka.net/1306.html