週刊「水」ニュース・レポート    2013年2月27日号

 

 

 

【今回厳選したニュース】

 

  • 「日光で水道管破裂  震度5強  東照宮に被害なく」
  • (MSN産経ニュース  2013年2月26日)

 


 

 

【ニュースを見る目】

 

水道管の破裂事故の話をよく耳にするようになりました。

今回のように自然災害や道路工事などに伴う事故もありますが、老朽化が主な原因と考えられています。

2010年の水道管破裂事故は1200件、下水道の陥没事故は4700件。

日本水道協会の調査では、全国の水道管の61万キロメートルのうち、法定耐用年数(40年)を過ぎた管路は約3.8万キロ。

ほぼ地球1周分に当たります。

ですが水道管の更新にかかる費用は1キロ1億円とされ、地方にとっては重過ぎる負担です。

現在多くの自治体は水道管の「延命化」に取り組んでいます。

財政事情から正規の耐用年数で更新できないので、水道管の内部に保護膜を張るなどして鉄さびの進行を抑え、20〜30年長持ちさせます。

延命策を図ると同時に、現在のしくみそのものを抜本的に見直す必要があるでしょう。

水道管は高度経済成長の象徴でもあります。宅地開発の広がりとともに、管路も伸びてきました。

成熟化社会を迎え、これまでとは違った対策が必要になっています。

水道管をなるべく短くするしくみ。

水道管のない水道。

なんて、いうのはどうでしょうか?

じつは水道事業のなかで、いちばんコストとエネルギーがかかるのが水道管で水を送るときのポンプの費用なんです。

水道管をなるべく短くする、水道管をなくす、が実現できると、エコな水道が生まれるのかもしれません。

 


 

 

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