週刊「水」ニュース・レポート    2013年5月8日号

 

 

 

【今回厳選したニュース】

 

 


 

 

【ニュースを見る目】

 

賢く衛生的に水をつかうためのさまざまな方法が、ビデオ教材としてまとめられています。

世界的な水不足を受け、いかに水を合理的に使うかが、今後ますます求められるようになるでしょう。

僕が中国で「節水リーダー」育成のお手伝いをしていたときは、狭い意味の節水ではなく、持続可能な社会をめざすための広い意味での節水を考えてもらいました。

そのほうが合理的な水利用ができると考えたからです。

目の前の液体としての水を大切にするだけでなく、エネルギー、食料、森などと水の関係を考え、それぞれについて持続可能な利用法を模索しました。

関係性を例示すると以下のようになります。

 

  • 水とエネルギーの関係
  • 上下水道にはポンプ導水、浄化、造水の過程で大量のエネルギーが使われている。
  • 仮に大量の化石燃料をつかうと気候変動につながる恐れがあり、地域の水循環が変化する。
  • 水の流れはエネルギー(水力発電,小水力発電)を生み出す。

 

  • 水と森の関係
  • 木は水によって成長するが、森の土壌には浄水能力、治水能力がある。

 

  • 水と食料の関係
  • 食料生産に水は欠かせない。
  • 世界中の淡水の7割が食料生産のために使われている。
  • 食料生産につかわれる農薬や肥料は水を汚す。

 

  • エネルギーと森の関係
  • 森には化石燃料使用で排出された温暖化ガスを吸収する働きがある。
  • 木はエネルギーとして有効活用できる。

 

  • エネルギーと食料の関係
  • 現在の食料生産は大量の石油、石油由来の肥料などを使って行われている。
  • 食料輸送や廃棄処分にもエネルギーは使われる。

 

  • 森と食の関係
  • 健全な森の土壌には浄水能力、治水能力があり、周辺は水が確保しやすいことから食料生産はしやすくなる。
  • 森が荒廃するとえさを失った野生動物が農作物に被害を与えるケースがある。

いかがですか?

こんな関係を頭におくと、水の使用量を少なくする以外にも、節水につながることがたくさんあることに気づきます。

節水を考えるときに、みなさんの暮らす流域内の水、食、エネルギー、森について確認してみるといいかもしれません。

 


 

 

【その他の「水」ニュース】