週刊「水」ニュース・レポート    2013年6月5日号

 

 

 

【今回厳選したニュース】

 

  • 「水道水飲まぬ人過半数超え都府県は11  飲む率最多は山形」
  • (Livedoor News  2013年6月3日)

 


 

 

【ニュースを見る目】

 

日本人が本格的に水を買うようになったのは平成になってからです。

コンビニでペットボトル水が手軽に買えるようになり市場は拡大を続けました。

2007年以降は、市場飽和と消費縮小で頭打ち状態が続きましたが、東日本大震災と福島第一原発事故により首都圏を中心に需要が再度拡大しました。

防災意識と安全志向の高まりがその要因です。飲用だけでなく調理用途も広がり販売量が増加しました。

2011年のペットボトル水市場は国産・輸入を合わせて生産量317万2207キロリットル(前年比26%増)、販売金額2347億5200円(同26.72%増)と量と金額ともに大きく伸びました。その後も需要は引き続き高いレベルで推移しています。

堅調な市場推移の要因は2つあります。

1つはストック需要。東日本を中心に1ケース以上ストックされている家庭が増えているのです。

2つ目は習慣の定着。昨年ペットボトル水の価値を再認識した消費者がリピートしているのです。

注目すべき新たな流れは家庭用宅配水サービス事業の伸びです。飲料水サーバーを設置し、水の宅配を受けるサービスが一般家庭に急速に普及しています。

日本宅配水協会によると、宅配水サービスの2011年の市場規模は910億円と、過去4年間で3倍強に拡大しました。家庭向けが伸びを支えており、2012年は1100億円を超える見通しです。

その一方で、「水道水離れ」が加速しています。

企業の地下水利用が増えたこともあり、水道経営は厳しくなっています。

水道離れが加速すると、今後予定されている管路更新などができなくなり、生活インフラの危機へとつながっていくでしょう。

 


 

 

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