週刊「水」ニュース・レポート    2013年7月24日号

 

 

 

【今回厳選したニュース】

 

 


 

 

【ニュースを見る目】

 

水不足を解消するには3R(節約・再利用・リサイクル)が必要だと言われていますが、人体から出た水分をリサイクルというのが今日のニュースです。

スウェーデンのデザイナー、アンドレアス・ハマーさんが、運動後の衣服から絞り出した汗を飲料水に変える「スウェットマシン」なるものを開発しました。ハマーさんは、宇宙飛行士が宇宙空間で過ごす際に、あらゆるものをリサイクルすることから、この技術の着想を得たそうです。

このマシンには、スウェーデン王立工科大学で開発された最新のフィルター技術が使用されています。

それ以外は比較的簡単な技術から構成されています。プロセスを説明すると、まず、汗まみれの衣服を脱水機に入れ、回転させたり絞ったりして汗を取り出します。次に、汗をUV光にさらしてバクテリアを除去し、ハイテクフィルターで濾過して塩分などを取り除きます。

この機器は、実用というよりも、水問題を普及啓発するためにつくられたようです。

できた水は水質基準を満たし、安全に飲むことができます。ただ、実際にこの水を飲んだ人の一人は「臭うような味がした」とコメントしたととしています。

それを聞いて思い出したのが、尿を飲み水に変えようとして微細なフィルターで浄水しても、すべての成分をとりきることができないので、いったん自然に戻し、自然界の生物の処理にゆだねるという話です。

生活排水の再利用が進んでいるシンガポールでは、高度な水処理技術でろ過した水をそのまま飲用にはせず、一度、貯水池に戻し、土壌などに触れさせてから、再度浄水処理を行っています。生物由来の物質は生物による分解が必要ということでしょうか?

 


 

 

【その他の「水」ニュース】

 

「日揮、日立製作所やJFEホールディングスのエンジニアリング部門が中国、インド、ベトナムといった国々で海水淡水化や排水処理事業に進出している。東京都はタイのバンコクでサービス提供契約、神戸市もベトナムの工業用水供給事業に少額出資するなど自治体も動き出した。課題はそれぞれの土地にあった多様なサービスの用意が必要だ」としています。

 

 

円筒状の設備の中心部に用水を湧き出させ、円筒外周部から越流、落下する際に一定の割合に分割される仕組み「円筒分水(円形分水)」の記事です。