週刊「水」ニュース・レポート    2013年11月27日号

 

 

 

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日本酒の硬度と、その「仕込み水」の硬度は、どちらが高いでしょう?

柏原高校理科部の調査によると、酒の硬度は「仕込み水」の硬度の約2倍になっていることがわかりました。

その原因は何かというのが、柏原高校理科部の研究です。

水の硬度は、(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4)という式で計算されます。

一般的に、水の硬度が変わるのは、湧き出す地層に関係しているとされます。

たとえば、ヨーロッパの地質は、多くが石灰岩層からなる堆積岩で、地下水がゆっくり地中を流れ、その間にミネラル分が溶け込んでいきます。

一方、火山国日本は、多くが軽石のような火成岩で形成され、また山から海岸までの傾斜が大きいため、地下水が流れる速度も速く、ミネラル分が溶けにくい。

このため日本の水は硬度が低く、ヨーロッパの水は硬度の高いのです。

 

ですが、今回の研究は、日本酒とその仕込み水の硬度の変化なので、水そのものは同じです。

 

柏原高校理科部は、酒の硬度が上がっている理由を、「米からミネラルが溶け出ているのではないか」という仮説をたて、 研究を始めました。

その結果、純水で炊き出した場合は、ミネラルが米から溶出していることが確認できたが、水の条件によっては仮説と逆になるケースもあったそうです。

おそらく仕込み水の成分によって、米のミネラルが溶け出しやすいもの、そうでないものがあると思われます。

柏原高校理科部は、来年7月の全国大会へ向けて研究を続けます。発表が待ち遠しいですね!

 


 

 

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