週刊「水」ニュース・レポート    2014年2月26日号

 

 

 

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2013年の米カリフォルニア州は観測史上最も乾燥した年でしたが、今年になっても干ばつは続いています。

カリフォルニア州は1890年代の観測開始以来最悪の干ばつに見舞われています。気象学者によると、干ばつの主な原因は、カリフォルニア州の上に何カ月も留まり続けている高気圧にあります。

この高気圧は「ブロッキング高気圧」と呼ばれます。例年ならば、低気圧が降水をもたらし山に雪を積もらせるのですが、今年はその低気圧が高気圧にはじき飛ばされています。

カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は、自主的な節水を呼びかけています。さらには、水不足に悩む地域に対し、海水を飲料水に変えて提供する計画を進めようとしています。

すでにこの地で西半球最大とされる淡水化プラントの建設が始まりました。プラントでは「逆浸透法」と呼ばれる淡水化技術が使用されます。膜によって、海水に含まれる塩分や細菌、ウイルス、その他微粒子が99.8%排除され、高品質の水が生成されます。

しかし、この処理には大量の電力が必要です。電力会社サンディエゴ・ガス・アンド・エレクトリックは、プラントの運転に向けて40メガワット(MW)の電力供給が可能な新しい回路を4つ設置しました。これは約2万6000世帯に供給するのに十分な電力量で、プラントの運転費は年間約4900万−5400万ドルになると予測されています。

このコストは水道料金に加算されます。水道局によると、サンディエゴ郡都市部の4人家族世帯の現在の水道料金は平均で1カ月当たり72ドルですが、プラントから供給されるようになると5−7ドル値上がりする見通しです。

その一方で、地下水の包括的管理を進めるべきという指摘もあります。

カリフォルニアの地下水盆は、州最大の水の貯蔵所で、その水量は、そのすべての表流水の10倍あります。しかしながら、地下水が貯まるよりも多くの水を汲み上げるため、埋蔵量は年々減っています。汚染されたり、海水が侵入したりする地域もあります。

長期的に見れば、地下水を持続的に使えるようにすることが、この地域の持続につながります。

 


 

 

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