週刊「水」ニュース・レポート    2014年9月10日号

 

 

 

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内閣府が「水循環に関する世論調査」の結果を発表しました。調査は今年7月24日から8月3日、全国20歳以上の日本国籍をもつ3000人を対象に行われ、1834 人(回収数61.1%)が答えています。

 

調査項目は、以下の6つです。

 

  • 水と関わる豊かな暮らし
  • 水道の水源の認知度
  • 下水道の排水先の認知度
  • 水の使い方
  • 雨水・再生水の利用について
  • 雨水貯留浸透施設の導入について

「水と関わる豊かな暮らし」については、「安心して水が飲める暮らし」と回答した人が88.9%、次いで「いつでも水が豊富に使える暮らし」(57.5%)、「おいしい水が飲める暮らし」(52.0%)、また「洪水の心配のない安全な暮らし」(51.3%)と続きました。

「水道の水源の認知度」は向上していました。水源について具体的な河川や湖の名前まで知っている人は平成20年の 42.5%から51.9%と増加しています。その一方で、下水道の排出先について具体的な河川や湖の名前まで知っている人は36.8%。平成20年(34.1%)よりは上昇しているものの、上水道の水源に比べると知らない人が多いことがわかりました。

「雨水・再生水の利用について」は、「積極的に使いたい」が28.1%、「用途に応じた水質であれば使いたい」が59.9%と高い数値を示しましたが、雨水貯留浸透施設について、「国や自治体の補助がなくても導入したい」は4.7%に止まり、「一部でも,国や自治体の補助があれば導入したい」29.8%、「全額、国や自治体の補助があれば導入したい」40.3%と「補助があれば導入したい」と考える人が多いことがわかりました。

私たちは水循環のなかに暮らしています。私たちのところへ流れてくる水(上水)には高い意識をもっていますが、流れて行く水(雨水や下水)への意識はまだ低いようです。ですが、「安心して水が飲める暮らし」には雨水を地下に浸透させることが重要ですし、「洪水の心配のない安全な暮らし」には下水道が大きなカギを握っています。豪雨をそのまま下水に流さず、雨水貯留浸透施設を通じて、貯め置いたり、地下に浸透させることも洪水の予防策の1つとなります。

水循環という言葉はまだ耳慣れないものでしょう。ですが「自分のところにやってくる水」「自分のところから流れていく水」を意識しながら、暮らしを確認することが大切でしょう。

 


 

 

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