週刊「水」ニュース・レポート    2014年10月23日号

 

 

 

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「糖分を多く含んだ清涼飲料水には、白血球の老化を促進させる作用があるかもしれない」という研究結果が米医学誌に発表されました。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究チームは、健康な大人の白血球を調査し、テロメアと呼ばれる染色体の末端部分に着目しました。

テロメアは時間の経過に伴って短くなり、ある程度の短さになると細胞が死にます。このためテロメアが長いほど健康で若さが保たれ、短くなると健康状態が悪化して、老化が促進されると考えられています。

研究チームは、飲料とテロメアの関係を調査したところ、次のような関係があることがわかりました。

 

  • 糖分が多い清涼飲料水  →  テロメアが短くなる
  • ダイエットソーダ        →  テロメアの長さに影響しない
  • 果汁100%のジュース   →  テロメアがやや長くなる

この調査では、アメリカ人(成人)の5人に1人が毎日590ミリリットル以上の清涼飲料水を飲むと回答しています。研究チームによると、毎日この量を飲み続けると、4.6年分の老化が進む可能性があるといいます。

では、清涼飲料水には、どれだくらいの砂糖が含まれているのでしょう。それは成分表示を見るとわかります。

炭水化物(g)という表示に注目してください。これは糖質と繊維からなりますが、多くの飲み物には繊維が入っていないので、ほぼ糖質と考えてよいでしょう。

計算式は、

 

  • 炭水化物(g) ✕ 量(ml)÷ 100 ÷ 4 = 角砂糖の数

です。

某サイダー350mlの場合は、

 

  • 炭水化物(11g) × 量(350ml)÷ 100 ÷ 4 = 8.4個

でした。

350mlを飲みほすと8.4個分の砂糖を摂取してしまいます。コーヒーに入れる砂糖を2個にしようか3個にしようかと迷うのが、とてもかわいく思えてしまいます。

某缶コーヒーの場合は、

 

  • 炭水化物(6.9g) × 量(190ml)÷ 100 ÷ 4 = 3.3個

です。缶コーヒーは量が少ないので、1日に2、3本飲む人もいるでしょう。そのたびに老化していくと考えられるということです。

では、「ゼロカロリー」「ノンカロリー」「カロリーフリー」などと表示されているドリンクはどうでしょうか。

甘みを出している合成甘味料は、アスパルテーム・ステビア・エリスリトールなどがありますが、ボストン大学医学部のバーバラ・コーキー博士の研究では、「すい臓は合成甘味料に反応して大量のインシュリンを出す。大量のインシュリンが分泌されると、余分な脂質が蓄積され太る」とされています。

いずれにしても飲み過ぎには注意ということでしょう。

 


 

 

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