週刊「水」ニュース・レポート    2014年12月3日号

 

 

 

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パナソニックがひそかに取り組む次世代プロジェクトがあります。それは「撥水砂(水をはじく砂)」を使ったハイテク農業。世界に広めようと、担当者らが中東やアフリカに足を運んでいます。

「魔法の砂」は家電の生産技術が生み出しました。IH調理器などのガラスには汚れをはじく表面処理を行います。

普通の砂と撥水砂にだが、上から水をかけてみると違いがはっきりします。

普通の砂では水がどんどん下へ染み込んでいくのに対し、撥水砂は時間がたっても水の固まりが乗ったまま。

ともに砂粒の大きさは直径約200マイクロメートルと変わりません。

通常、砂に水をかけると砂粒の通って水が地下に浸透してしまいますが、この砂の場合、砂の表面に特殊なコーティングが施されているため水の表面張力作用で浸透を防ぐことができます。その一方で酸素等の気体は通します。

これまで、乾燥地帯では塩分を多く含んだ地下水が吸い上げられることによって植物が育たないという問題を抱えていました。しかし、この砂を地中に敷き詰めると、水をはじいて染み込まずに地下ダムができまし。水を再利用するシステムを備えれば乾燥地帯でも農業が可能とされ、環境問題や食料問題解決の一助になるのではないかと期待されています。

さらに、道路の下に敷けば、長時間水を蓄え、路面温度を低く保てるため、ヒートアイランド効果を抑制できる可能性があります。地球を冷やす技術として期待が膨らみます。

 


 

 

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