週刊「水」ニュース・レポート    2015年3月18日号

 

 

 

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南太平洋の島国バヌアツ(バヌアツ共和国)が、近年最大級のサイクロン「パム」の直撃を受け、甚大な被害が出ています。標記「BBC NEWS」WebSiteには、被害の様子をつたえる映像がアップロードされています。

バヌアツは、オーストラリアの北東に位置し、800kmにわたって連なる83の島からなり、そのうち65の島に人が住んでいます。

 

3月13日から14日にかけて、超大型のサイクロン「パム」が直撃しました。

バヌアツの気象局は、現地時間の13日午前8時の最新情報で、一部地域での風速は約69メートルを計測と報告。海上では大波が発生しました。

首都ポートビラでの雨量は36時間で約229ミリ、瞬間最大風速は約85メートルを記録しました。住宅の9割が崩壊するなど壊滅的な被害が出ています。

 

医療・救援チームを派遣しているオーストラリアのビショップ外相は17日、被害状況を撮った航空写真からの情報として、首都の約200キロ南にあるタンナ島では、

「80%以上の住宅や建物が壊れているようだ。建物だけでなくプランテーションの木々も破壊され、悲惨な光景だ」

と述べています。熱帯性気候のため、家屋はわらや波形金属板のような軽量の材料で建てられている場合もあります。突風でこれらの家屋に甚大な被害が出た恐れもあるでしょう。

 

国連人道問題調整室(OCHA)は、首都ポートビラがあるエファテ島や離島のタナ島などを含め、全土で死者24人が確認されたと明らかにしました。約1万9000世帯が緊急の食糧援助を必要としており、農作物も多大な被害を受けたことから、長期的な食糧不足の心配も高まっています。

国際援助団体オックスファムの担当者は「想定していた最悪の事態よりもさらにひどい。太平洋で最悪級の災害になるかもしれない」と話しています。ユニセフは、6万人あまりの子どもが支援を必要としていると発表しました。

「パム」による被害は、パプアニューギニア、フィジー、キリバス、ソロモン諸島、ツバル、ニューカレドニア、ニュージーランドにおよび、ツバルでも「パム」による水害が発生し、政府が非常事態を宣言しています。

今後もこのニュースに注目が必要ですし、こうした大型サイクロンの発生は今後も起こりうると頭に止めておくべきでしょう。

 


 

 

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