週刊「水」ニュース・レポート    2015年4月9日号

 

 

 

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猛烈な台風4号(メイサーク)が発生し、太平洋上をフィリピンに向かって進み、ミクロネシアにて死亡者5人を含む大きな被害をもたらしました。

米合同台風警報センターによると、メイサークはミクロネシア連邦付近を通過した後、時速約18.5キロの速度で西北西へ進み、最大風速は約67メートル、最大瞬間風速約83メートル。「スーパー台風」に発達しました。そのスーパー台風の姿が、国際宇宙ステーションから撮影されています。

 

この時期に台風がこれほど発達するのは異例のことです。フィリピンの気象当局は夏の乾季の到来を告げたばかりでした。

これは気候変動の影響ではないかと考えられます。気候変動は、いろいろなかたちで現れますが、私たちが感じやすいのは、水のすがたを変えるということです。具体的にいえば、氷を融かしたり、雨の降り方を変えるため、洪水や水不足に悩まされる地域が増えます。

もともと水の多い地域ではこんなことが起きます。

水は、気温が高いほど速く蒸発します。そのため気温が上がると、空気中の水蒸気の量が増え、湿度が高くなります。湿度が高くなると、雨が降りやすくなり、強い雨が頻繁に降るので、洪水が多くなります。日本でも自然災害につながる可能性のある、1日当たりの降水量が100㎜以上の大雨の降る日が増えていますが、アジアの広い範囲で雨が増加する傾向にあります。

海水温の上昇にともなくスーパー台風の発生は、今後も続くのではないかと考えられます。

 


 

 

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