週刊「水」ニュース・レポート    2017年3月15日号

 

 

 

【今回厳選したニュース・レポート】

 

  • 「『世界水の日』にあなたのまわりを青く染めてみませんか」
  • (アクアスフィア 橋本淳司)

 


3月22日は国連で定められた「世界水の日(World Water Day)」。

この日に世界をブルーに染め、多くの人に水問題に関心をもってもらいたい。

そんなムーブメントが「Blue4Water」です。

国際NGOウォーターエイドが環境省ウォータープロジェクト協力企画として進めていきます。

このキャンペーンは、イギリス、アメリカ、スウェーデンなど、世界各国で同時に行われる取組みです。

皆さんも、3月22日「世界水の日」にまわりを青く染めてみませんか?

私は3月22日に、水循環基本法フォローアップ委員会に参加する予定ですが、委員のみなさんに青い服、青いネクタイ、青いチーフなど、可能な範囲で周辺を青く染めていただくお願いをしています。

夜には隅田川沿いのアサヒビールタワーがブルーに染まります。アサヒビールがこのキャンペーンに参加しているのです。

アサヒビールタワーはビールジョッキのデザインですが、泡の部分がブルーに染まります。お近くの方はぜひ見に行ってください。

私は現在、墨田区の水循環講座のお手伝いをしているのですが、そのときアサヒビールタワーをよく眺めます。そして「もしあれが本物のビールジョッキだったらどれくらいのビール(水)が入るのかな」と思い、ネットに掲載されていた設計書から、計算してみることにしました。

建築面積:1,603.72㎡
高さ:94.9m

を掛け算して、

容積:152193.02㎥

「約15万m3ということか。いや、待て。あの白い部分は泡なんだよな。泡はのぞいたほうが正確かな」

アサヒビールの方に、泡の部分の高さを聞くと「14m」とのこと。

建築面積:1,603.72㎡
高さ:94.9m-泡の部分14m=80.9m

から、

容積:129740.948㎥

と計算できます。

つまり、あの巨大なジョッキ(アサヒビールタワー)のなかには、おおよそ13万㎥、つまり約1億3000万リットル(重さにすると13万トン)の水が入ります!

と、計算してみたものの、それはいったいどのくらいの水なんでしょうか・・・。

災害時などに活躍する給水車は3000リットル入るから、巨大なジョッキの水は給水車で約4万3000台。

350mlの 缶ビールだと約3億7000万本。

1日1缶ずつ飲むと3億7000万日。

101万年。

いやいや、そんなに長くは飲めないから、いまのうちにみんなで分けようか。

約3億7000万本を日本人みんなで分けると1人に3本ずつ渡せます。(未成年には渡さないけれど、最近は若者の数が減っているので、やっぱり3本渡せます)

東京の人は1日に289リットルの水を使用しているというデータがあります(東京都水道局)。

現在の東京都の人口が約1363万人ですから、1日の合計使用量は39億3907万リットル。巨大なジョッキ30杯分を毎日つかっています。

その一方で、世界各地にはわずかな水しか手に入らない人たちがいます。

1日に10リットル、20リットル程度の水で喉の渇きをいやし、水のまわりの衛生を保っています。

国連は人の生活には1日に最低50リットルの水が必要といっています。

巨大なジョッキの水があれば、260万人に50リットルを届けることができます。

実際には届けることは難しいのですが、ブルーに染まったタワーを見ながら、いろいろな水問題に思いを馳せていただければ。

見ているだけではなく、「Blue4Water」で「何かやってみたい」という方。

こんなことをやってみませんか?

<身の回りをブルーに染めよう>
建物を青のイルミネーションで飾る、会社にポスターを貼るなど、身の回りを青く染めてください。

<ブルーを身につけよう>
青い靴下をはく、青いピアスをする、青いパッケージのお菓子を買う。どんなものでも構いません。青いものを身につけてください。

<SNSで伝えよう>
#Blue4Water のハッシュタグを付けて、上記の写真とともにSNSに投稿してください。

SNSでおもしろいブルーに出会えることを期待しています!