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週刊「水」ニュース・レポート(サンプル)
「大気から水を集める「超吸水性コットン」」
(WIRED.jp 2013年1月23日)
http://wired.jp/2013/01/23/super-absorbent-cotton-irrigation/
「超吸水性コットン」は農業に必要な水を集めるために開発されました。食料生産には大量の水が必要であるため、今後の水不足は、食料不足へとつながります。
世界中で、節水型農業技術の開発競争が進むなか、リードするのがイスラエルです。
イスラエルの国土は60%が乾燥地帯にあり、降雨量は北部で年間平均700ミリ、南部では50ミリ以下。(日本の年間降水量は1700ミリ)
にもかかわらず食料自給率は93%以上。農業生産は過去30年で約5倍に成長しましたが、水使用量は増えていません。
秘密は節水型農業技術にあります。たとえば、点滴灌漑(少量の水と養分をピンポイントで作物にあたえる)や、水分を吸収する特殊素材が使われています。
今後の水不足時代を考えると、節水型農業技術は多いに注目されるでしょう。日本企業も水ビジネスを考えるなら、水道インフラや水処理だけでなく、この分野に要注目です。
●「三菱商事、カタールで発電・造水会社から海水淡水化プラント設備一式を一括受注」
(日経BP環境経営フォーラム 2013年1月21日)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/emf/20130121/242539/
●「ペットボトル入りの水よ、さらば!カップで水道水を飲もう」
(プンタ 2013年1月24日)
http://punta.jp/archives/10096
●「プノンペンの奇跡を知っていますか?水道の話です」
(ザイオンライン 2013年1月22日)
http://diamond.jp/articles/-/30858