アクアコミュニケーターの技術

 

 

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2012.4.18

 

 

家庭での水の2Rを考える  ~リユース編~



4. 台所や洗濯でのリユース

 

キッチンまわりの水も工夫次第で2度、3度とリユースできる。

野菜を洗ったあとの水は、食器や調理器具などのおおまかな汚れ落としに使える。

うどんやパスタのゆで汁は、むしろ積極的に食器洗いに利用できる。

油で汚れたフライパンや鍋や食器を、ゆで汁でつけ置き洗いをすると、汚れがすっきり落ちる。

うどんやパスタのゆで汁には小麦粉の成分であるデンプンやグルテンがとけだす。

デンプンやグルテンには汚れをくっつけるはたらきがある。

さらに小麦のたんぱく質には、界面活性作用といって、汚れを食器から引きはなすはたらきもある。

うどんやパスタのゆで汁は自然の洗剤なのだ。

 

ゆで汁は温かいほうが、洗剤としての効果が高い。

だから鍋から麺をあげた後は、フタをしてなるべく冷めないようにし、食後に鍋から洗い桶に移し、汚れた食器をつける。

温かいゆで汁にひたして洗うだけで、油汚れもスッキリ落とせる。

 

洗濯ではどうだろう。

洗剤の混ざった水を再利用するのはむずかしいが、すすぎが終わったあとに洗濯機のなかに残っている水は使える。

すすぎが終った段階で洗濯機を一時停止し、水をバケツにくんでおけば、掃除や水やりに使える。

あなたも独自の工夫で、リユース術を編み出してみてはいかがだろうか。

 

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