アクアコミュニケーターの技術
aqua-solutions 03
2012.2.9
家庭での水の2Rを考える ~レデュース編~
- レデュースとリユースで2R
- レデュースのメリット
- 洗濯でのレデュース
- 台所でのレデュース
- 風呂場でのレデュース
- レデュース器具を上手につかう
1. レデュースとリユースで2R
「節水」は日本人の心にあまり響かないように思う。
節水をすすめても「水が豊富な日本で必要あるのか」と聞き返される。
人口の減少、工場の海外移転、節水家電の普及などによって、水道水の使用量は少しずつ減っている。
「これ以上節水されたらやっていけない」と水道関係者が言うほどだ。
だが世界的に水不足が深刻になるにつれ、水を大量使用しないことが、都市の生き残りの条件となっている。
それに水が蛇口から常に出続けるわけではないと、震災は気づかせてくれた。
気候変動によって西日本を中心に水不足も心配されている。
もしかするとライフスタイルそのものを見直す時期にきているのかもしれない。
だからあらためて水の2Rを考えてみたいと思う。
2Rとは、
- レデュース(reduce=使う量を減らす)
- リユース(reuse=再使用する)
のこと。
- リサイクル(recycle=再生利用する)
も入れると3Rだけど、個人レベルでは、なかなか水のリサイクルはむずかしい。2Rが現実的だろう。
レデュースとは使う量を減らすこと。
では、どんな水がレデュースの対象となるか。
私たちは毎日250リットル程度の水を使う。
そのうち体に入る水はわずかで、大半は汚れを落とすために使われる。
その内訳は、
- トイレ・・・・・・・・・27%
- 風呂(シャワー)・・・・24%
- 炊事・・・・・・・・・・23%
- 洗濯・・・・・・・・・・16%
水は衛生的な暮らしをするには必要不可欠なのだけれど、都市化が進むと過度に衛生的になり、必要以上に水をつかっているのではないか。
だからレデュースの対象となるのは、体に入る水ではなく汚れを落とす水。
家庭では、トイレ、風呂、炊事、洗濯が対象になるだろう。
Archive
vol.
11
2016.9.1
vol.
10
2016.8.1
vol.
09
2016.4.24
vol.
08
2012.2.9
限界集落、開発途上国の課題を解決! 市民が管理できる小規模給水施設
vol.
07
2012.9.1
vol.
06
2012.6.5
vol.
05
2012.5.2
vol.
04
2012.4.18
vol.
03
2012.4.14
vol.
02
2012.3.9
vol.
01
2012.2.9