アクアコミュニケーターの技術

 

 

aqua-solutions 03

2012.2.9

 

 

家庭での水の2Rを考える  ~レデュース編~



3. 洗濯でのレデュース

レデュースの方法はいろいろあるが、今回は家庭でできることに絞って書いてみたい。

まずは洗濯。

縦型の洗濯機は1回に60ワット時の電力と100リットルの水を使う。

ドラム型だと80ワット時の電力と55リットルの水を使う。

断水した被災地では洗濯板を使って洗濯していた。足踏み洗いをしている人もいた。

いずれも1回に使用する水の量は20リットル程度なので、80リットルのレデュースができる。

毎日洗濯板で洗うことをすすめるわけではないが、水使用量を頭に入れておくと、行動に違いが生まれるのではないかな。

たとえば、洗濯の回数を減らす、とか。

あまり汚れていないものは、干すだけにして、毎日の洗濯を2日に1度にすると、水の使用量は半分になるわけだ。

下着類だけ手洗いするというのもいいだろう。

 

また、洗剤の量は極力減らす。

洗剤はたくさん入れたからといって汚れ落ちがよくなるわけではないし、種類によっては自然界に悪影響を及ぼす物質を含む。

洗剤の量を減らすとすすぎの回数が減る。

すすぎは1回減ると30リットルのレデュース。

洗剤代わりに重曹をつかってもいい。

重曹を入れると水の汚れを落とす力が高まるし、泡立たないのですすぎを1回減らすことができる。