アクアコミュニケーターの技術
aqua-solutions 07
2012.9.1
「低コスト・省エネ」水質浄化のカギを握る超微細気泡
- 顕微鏡世界の気泡がもつさまざまな可能性
- 高速魚雷艇のスクリュー腐食が研究のきっかけ
- 途上国で汚水を処理し安全な水を確保する
- 低コスト、省エネルギーの海水淡水化を実現
- 開発途上国のニーズにあった支援ができる
- 湖や沼などの閉鎖水域をきれいにできる
- 下水処理コスト削減の可能性
4. 低コスト、省エネルギーの海水淡水化を実現
水資源の豊かでない中東、北アフリカ、北アメリカなどで、海水を真水に変える海水淡水化が普及している。
海水淡水化の方法には「多段フラッシュ法」と「逆浸透法」がある。
多段フラッシュ法とは、火力発電所などから排出される高温の蒸気で、海水を蒸発させて淡水をつくる(蒸発分離式とも言われる)。
一方、逆浸透法は海水に圧力を加え、分離膜(逆浸透膜)を使って塩分などを濾過する。
いずれの方法もエネルギーが必要だ。
現在は石油など化石燃料が大量に使用され、また温暖化ガスを大量に発生し、地球温暖化を押し進める可能性もある。
そこで環境負荷をかけない方法が検討されている。
超微細気泡を多く含んだ液体には、気液界面の多さから気化効率が高まる性質がある。
そのため蒸発分離式の海水淡水化装置に応用すると効率よく淡水をつくることができる。
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